【今日の朝礼のお話】
みなさん、おはようございます。
梅雨に入り、じめじめとした日が続いていますね。
実は、心にも天気があります。
晴れやかな気持ちの日もあれば、
なんとなくじめじめしている日、
怒りがこみ上げる嵐のような日、
涙が止まらない雨の日もあるかもしれません。
たとえば、
悲しさに包まれる日、
怒りでいっぱいになる日、
なんだか気持ちが沈んで、不安になる日。
心の天気が「雨」や「嵐」になることは、誰にでもあります。
でも、どんな天気も、ずっと続くわけではありません。
やがて雨は止み、空には虹がかかるときがきます。
大切なのは、
どんな天気の日も「今の自分の気持ち」をちゃんと認めてあげること。
そして、周りの人もそれぞれ違う天気を持っていることを理解すること。
お互いに支えあいながら、
晴れの日も、雨の日も、一緒に乗り越えていけたらいいですね。
さて、こんな場面を想像してみてください。
お友だちに「それ、貸して」と言われました。
でも「貸したくない」と思うときもありますよね。
そんなとき、どんな返事ができるでしょうか?
「一緒に使おう」
「あとでね」
「今はいやだな」
それぞれの言葉には、
自分の心の天気が表れています。
そして、相手の天気もあることを忘れずに。
相手の気持ち、自分の気持ち、どちらも大切にできると、
きっと気持ちの良い空が広がると思います。
今日もそれぞれの天気を大事にしながら、
一日を過ごしていきましょう。
✨ まとめ
現代社会は変化が激しく、子どもたちが直面する課題もますます複雑になっています。
そのような中で、自分の感情を理解し、他者の感情にも気づき、適切に対応できる「感情の知性(EQ)」は、社会生活や人間関係において欠かせない大切なスキルです。
これからの時代を生きる子どもたちにとって、学力だけでなく、心の豊かさやレジリエンス(折れにくさ・立ち直る力)を育むことも同じくらい重要です。
私たちは「気持ちを学ぶ」ことにも、しっかりと目を向けていきたいと思います。
子どもたちが自分らしく、そして人とつながって生きていけるよう、日々の教育の中で心を育てる時間をこれからも大切にしていきまます。