水の中でも安心を。所沢富士幼稚園のプール活動

幼稚園の日常

【プール活動は楽しいけれど、最も注意が必要な活動です】
連日の暑さの中、所沢富士幼稚園では先週からプール遊びが始まりました。

「こんなに大きな水たまりは初めて!」「ちょっと怖い〜」「冷たい水って気持ちいいね!」
子どもたちは水の感触に大喜び。夏ならではの開放的な活動に、笑顔があふれています。

楽しく魅力的なプール活動ですが、実は幼稚園で行う活動の中でも特に危険を伴うものの一つです。
だからこそ、私たち職員は細心の注意を払って準備・運営をしています。

【安全確保のための3つの工夫】
園児が安全に、そして安心して水遊びを楽しめるよう、当園では以下の3つの視点から安全対策を講じています。

① 環境整備:遮光ネットで暑さと視線から守る
強い日差しを避けるために、プールの上には遮光ネットを設置しています。
通常のテントのように完全に屋根を覆う方法だと熱がこもってしまうため、通気性も確保できるネットを選びました。
またこのネットは、外部からの視線を遮る役割も果たします。不審者対策としても有効です。

② 職員配置:3人以上の教員で安全確認
プールでは常に3名以上の教員が安全確認にあたります。
・1人はプール内で子どもと関わる教員
・1人はプール内で補助を行う教員
・もう1人はプールの外から全体を俯瞰して見守る教員(あえて「何もしない」役割)

この体制により、死角をなくし、子どもたちの安全を多方向から見守ることができます。

③ 設備と管理:水質検査と循環装置の常時稼働
プールの水質管理にも万全を期しています。
薬剤師による定期的な水質検査を実施し、循環装置を常時稼働させて清潔な水環境を維持しています。

【プール活動は、やめるのではなく進化させる】
このように所沢富士幼稚園では、「安全であること」を最優先に、プール遊びを継続しています。
毎年の活動後には必ず職員でフィードバックを行い、必要な改善を積み重ねています。

全国的にプール活動を廃止する園や学校が増えているなか、当園では「安全に楽しむ方法」を常に模索し、今後もプール活動を継続していく方針です。

ぜひ、安心してお子さまをお預けください。

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