春の穏やかな陽射しが園庭を照らす中、本園で年長組のお別れ会を開催しました。
縦割りチームでの競歩リレーでは、年長の子たちが本気で走りたい気持ちを抑え、年少組のお友達のために力を抜いて手を繋ぎ、ゆっくりゴールへ。内心のモヤモヤが顔に浮かぶのに、「一緒にがんばろう!」と声をかけ合う姿に、心が温かくなりました。


その後、本気のリレーでは全力疾走で勝ちたい熱気が爆発。でも、年少組をたくさん助けてくれた年長組の優しさが、みんなの絆を深めました。

するとサプライズ!年少・年中組が可愛いダンスと歌を披露。大騒ぎで、年長の子どもたちは目を輝かせ、プレゼントを受け取って大喜び。
「そういえば、ぼくたちも去年これ作ってプレゼントしたよね」と、去年の思い出話で笑顔が溢れました。

本園の子どもたちは、さまざまな進学先に旅立ちます。
人数が多い・少ないなんて関係ありません。
ひとりひとりの自己肯定感と自己有能感を育てるのが、私たちの役目です。
今日の活動で、まさにそれを実感。

子どもたちは「自分ファースト」から「グループファースト」へシフトしています。
社会的学習理論(バンデューラ)で言うと、年長の優しさが周りの拍手や笑顔という報酬で強化され、自然に定着。これが積み重なると、筋力トレーニングのように心の筋肉が鍛えられ、柔軟性が生まれます。「共感力と自己制御の爆発的成長」そのもの。

理由は、年長児の発達段階で「他者視点取得」が大きく成長するからです。
心理学のピアジェ理論では、7歳前後で「保存の概念」が芽生え、自分の欲求を抑えて他者の立場を想像できるようになります。
例えば、リレーでダッシュしたくても年少・中組の足にスローダウン。これはただの我慢ではなく、「みんなで楽しむ喜び」を実感する瞬間。
悔しい気持ちをグッと抑えてお世話する姿が、EQ(感情知能)の基盤を築いています。

このような関わりが、子どもたちの未来を明るく照らします。
子どもたちを近くで見守る私たちは今日の笑顔を胸に、次の世代へバトンを繋ぎます。
保護者の皆さまもご一緒に子どもたちの心を育てていきましょう!
いつもありがとうございます。

